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巣立ちの

2015.06.17 Wednesday
今日は、現の実のお伽話。

一人の殻付き覚者が
もう、随分壊れたままにしていた
時計を治してもらおうと
お店に向かい歩いておりました。

お店の入り口に着きますと

ピヨ、ピヨ、ピヨっ

という、まるで機械からでも
出ているような音が
していました。

あまり、けたたましいので
猫よけの音かと、最初
気にしませんでしたが

それに呼応して
ピー、ピーと鳴きながら
不自然な動きをする
雀のような鳥がおりました。
こちらを見て何か言っているように
みえました。


ピヨと音のする方には
小さなツツジが一株あり
そこを覗きこむと

冒険して落ちたのか
ぷっちりモコモコとした
クチバシの黄色い雛鳥が1羽
枝に止まって

たすけてー



叫んでおられました。

不自然な動きの
彼女は母鳥なのでしょうが
心配のあまり
やはり、叫んでおられました。

これは、殻付き覚者にとって
10の歳あたり以来の事件であり
本気で悩んだのでした。

この、何も出来そうにない状況で
どうすべきなのか…


そうして、近かった事もあり
殻付き覚者が宇宙を学んでいる
覚者の所へ
駆け込んだのでした。

お忙しい、その覚者に
殻付きはなんと聞いたらよいか
一瞬悩みました。

殻付き「ご相談があります…」

覚者「うん、どうした?」

殻付き「あの…鳥の雛が落ちておりまして親鳥も近くにおり、叫んでおりどうしたらよろしいでしょう?

覚者は間髪なく「うん、すぐ助けに行こう。巣に戻そう。」と言いました。

殻付き覚者は
ああ、やはり私の師だと思いました。
見捨てる心で罪悪感を持ったままでいたので、その師の言葉を嬉しく、自分が救われたように感じたのでした。

覚者「生命の仲間だからな。」

そして、上背のある同志を一人連れ
3人で現場に向かい現状を改めてみると

巣に戻そうにも
巣は見えないほど
高い木の何処かにあるようで
戻せそうもなかったのでした。

覚者はツツジを覗きこむと
叫んでいる雛の元気な様子を感じ取り

「人の往来がなくなれば、親が降りてきて育てるだろう。後は祈ろう。」
と、素早く決断しました。

宇宙の法則を知るものの
感じ取り正確に判断する様は
正に殻付きが殻を取るために
必要な学びのひとつでありました。

殻付きはひとつ
宇宙への信頼を深めたのでした。

形を持ち存在する喜びの
とあるひとつのエピソード。

ひじ



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